理学療法士の将来性、本当に大丈夫? 活躍の場とキャリアアップを解説!

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皆さん、こんにちは!大阪アカデミーで理学療法士国家試験対策を担当している木村です。

理学療法士を目指している皆さん、夢に向かって勉強に励んでいることと思います。しかし、将来のことを考えると、「理学療法士って、本当に将来性のある職業なのかな?」「就職先はちゃんと見つかるのかな?」と不安に感じることもあるかもしれません。

今回は、そんな皆さんの不安を解消するために、理学療法士の将来性について、需要活躍の場キャリアアップの観点から詳しく解説していきます!

理学療法士の需要は? 高まるニーズと将来展望

まず、理学療法士の需要についてですが、結論から言うと、将来性は非常に高いと言えます。日本は超高齢社会に突入し、要介護高齢者慢性疾患を抱える人が増加しています。それに伴い、リハビリテーションの需要高まり続けています。

理学療法士は、運動機能日常生活動作回復維持向上を支援する専門職として、医療・介護・福祉の様々な現場で必要不可欠な存在となっています。

厚生労働省の調査によると、理学療法士は今後も需要が高まっていくと予測されており、2040年には約20万人の理学療法士が必要とされています。これは、現在の理学療法士数のおよそ1.5倍に相当します。

理学療法士の活躍の場:病院だけじゃない! 多様な選択肢

理学療法士の活躍の場は、病院だけにとどまりません。様々な分野で活躍できるのも、理学療法士の魅力の一つです。

1. 病院

病院勤務は、理学療法士の最も一般的な働き方です。急性期、回復期、慢性期など、様々な病期の患者さんと関わり、それぞれの段階に合わせたリハビリテーションを提供します。

  • 急性期病院: 病気や怪我の直後、例えば脳卒中や骨折などで入院している患者さんを対象に、ベッド上での関節可動域訓練や、早期離床を促すためのリハビリテーションを行います。
  • 回復期リハビリテーション病院: 急性期を脱し、より集中的なリハビリテーションが必要な患者さんに対して、歩行訓練や日常生活動作訓練などを行い、在宅復帰を目指します。
  • 慢性期病院: 長期的な療養が必要な患者さんに対して、日常生活動作の維持・向上や、合併症予防のためのリハビリテーションを提供します。

2. 施設

病院以外でも、介護施設や障害者支援施設など、様々な施設で理学療法士は活躍しています。

  • 介護老人保健施設: 介護が必要な高齢者に対して、日常生活動作の維持・向上を目指したリハビリテーションや、レクリエーション活動などを提供します。
  • 特別養護老人ホーム: 日常生活に常時介護が必要な高齢者に対して、身体機能の維持や、生活の質向上を目指したケアを提供します。
  • 障害者支援施設: 身体障害、知的障害、精神障害など、様々な障害のある方に対して、自立生活支援や社会参加促進のためのリハビリテーションを行います。

3. 地域

近年、地域で活躍する理学療法士も増えています。

  • 訪問リハビリテーション: 自宅で療養している患者さんを訪問し、住み慣れた環境で安心して生活できるよう、日常生活動作の訓練や、住宅改修のアドバイスなどを行います。
  • 地域包括支援センター: 地域住民の健康相談に乗ったり、介護予防教室を開催したりするなど、地域全体の健康増進に貢献します。
  • スポーツジム・フィットネスクラブ: 一般の方向けに、運動指導や体力向上、健康増進のためのプログラムを提供します。

4. その他

  • 教育機関: 大学や専門学校で、将来の理学療法士を育成する仕事です。 教育現場で、自身の経験や知識を活かしたいという人に適しています。
  • 研究機関: 理学療法に関する研究を行い、新たな治療法や評価方法の開発に貢献します。大学院に進学し、研究者を目指す人もいます。
  • 企業: 福祉用具メーカーなどで、製品開発や販売、理学療法士向けの研修講師などに携わります。

理学療法士のキャリアアップ:専門性を高め、活躍の幅を広げよう!

理学療法士は、経験を積み、スキルアップすることで、キャリアアップを目指せます。

1. 認定理学療法士

日本理学療法士協会が認定する、特定の専門分野において高度な知識や技術を持つことを証明する資格です。神経系理学療法、運動器理学療法、呼吸器理学療法など、様々な分野があり、取得することで、専門性をアピールでき、キャリアアップや転職に有利になります。

2. 専門領域への特化

特定の疾患や患者層に特化して、専門性を高めることもできます。例えば、脳卒中やパーキンソン病などの神経系疾患、骨折や関節疾患などの運動器疾患、発達障害や脳性麻痺などの小児、在宅で療養している患者さんなど、様々な分野で活躍する理学療法士がいます。

3. 管理職・指導者

経験を積むことで、後輩指導やチームリーダー、管理職など、リーダーシップを発揮するポジションに就くこともできます。病院や施設で、他のスタッフをまとめながら、より良いリハビリテーションを提供していく役割を担います。

4. 研究者

大学院に進学し、理学療法に関する研究を行う道もあります。研究成果を論文として発表したり、学会で発表したりすることで、理学療法の発展に貢献することができます。

最後に:大阪アカデミーは、皆さんの夢を叶えるためのサポートをします!

理学療法士は、人々の健康や生活の質の向上に貢献できる、やりがいのある職業です。

大阪アカデミーでは、国家試験対策はもちろんのこと、合格後のキャリアプランまで、全面的にサポートします。

国家試験について詳しく知りたい」「将来どんなキャリアプランがあるのか知りたい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

理学療法士を目指している皆さんを、心から応援しています!