皆さん、こんにちは!大阪アカデミーで講師をしている木村です。
理学療法士を目指し、日々勉強に励んでいる皆さんにとって、「国家試験」は避けては通れない大きな壁ですよね。
「理学療法士国家試験って、実際どれくらい難しいの?」
「合格するには、どれだけの点数を取ればいいんだろう…」
そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、理学療法士国家試験の難易度について、合格率のデータも交えながら詳しく解説していきます。さらに、試験を突破するための効果的な学習方法についても、具体的なアドバイスを交えてお伝えしていきます。
理学療法士国家試験の概要:まずは敵を知ろう!
戦略を立てる上で重要なのは、まず「敵」について知ること。これは、国家試験対策においても同様です。
理学療法士国家試験の概要を簡単に説明すると、以下のようになります。
- 試験科目:基礎医学、臨床医学、保健医療、理学療法学概論、理学療法評価学、理学療法治療学、理学療法関連分野、地域理学療法、義肢装具学、運動療法学、物理療法学など
- 試験問題数: 全200問(午前100問、午後100問)
- 試験時間: 午前150分、午後150分
- 試験形式: マークシート方式
試験範囲は多岐にわたり、人体の構造や機能、病気の知識、理学療法の専門知識など、幅広い内容を網羅する必要があります。
合格率から見る、理学療法士国家試験の現実
さて、気になる国家試験の難易度ですが、合格率のデータを見てみましょう。
参考情報として記載いただいた「理学療法士国家試験の新卒・既卒別合格率(令和2年度~令和4年度)」によると、近年の新卒者の合格率は86%台で推移しており、令和4年度は95.5%と高い数字を記録しています。
一見すると、「9割近くの人が合格するなら、自分も大丈夫かな」と思ってしまうかもしれません。
しかし、ここで注意が必要です。
この数字はあくまで「新卒者」の合格率であり、「既卒者」を含めた全体の合格率は、一般的に既卒者の合格率は新卒者に比べて低くなる傾向があり、その差は決して小さくありません。
なぜ難しい? 理学療法士国家試験の壁
では、なぜ理学療法士国家試験は難しいと感じる人が多いのでしょうか?
その理由は、大きく分けて3つあります。
- 膨大な試験範囲と深い理解度: 試験範囲が非常に広く、それぞれの科目で深い理解が求められます。 単に暗記するだけでは対応できず、知識を応用して問題を解く力が必要となります。
- 複雑化する問題形式: 近年、単純な知識を問う問題だけでなく、臨床現場で遭遇するような状況を想定した問題や、問題文が長く複雑な問題が増加傾向にあります。
- 精神的なプレッシャー: 国家試験という重要な試験に向けて、プレッシャーを感じやすい状況下で、最大限の力を発揮する精神力も必要です。
【突破口はここだ!】合格を勝ち取るための4つの戦略
確かに、理学療法士国家試験は容易な試験ではありません。しかし、決して乗り越えられない壁ではありません。 正しい戦略と努力によって、合格を勝ち取ることは十分可能です。
そこで、ここからは合格率アップに繋がる4つの戦略について、具体的な方法と合わせて解説していきます。
1. 基礎固めは徹底的に!
理学療法士国家試験では、基礎知識を土台とした応用問題が数多く出題されます。
- 教科書を徹底的に理解する: まずは、基本となる教科書の内容をしっかりと理解することが重要です。重要な用語は定義をしっかり確認し、図表なども活用して理解を深めましょう。
- 過去問演習で傾向を掴む: 過去問を繰り返し解くことで、出題傾向や問題形式に慣れることができます。
2. 臨床実習の経験を活かす
理学療法士国家試験では、臨床現場で必要となる知識や判断力が問われます。
- 実習で学んだことを復習: 臨床実習で経験した症例や、指導者から受けたアドバイスなどを振り返り、国家試験に繋がる知識として整理しましょう。
- 患者さんとの関わり方を意識: 教科書的な知識だけでなく、患者さん一人ひとりに合わせた個別性を重視した視点を持つことが大切です。
3. 時間管理を制する者が試験を制す!
膨大な試験範囲をカバーするためには、効率的な時間管理が不可欠です。
- 学習計画を立て、実行する: 試験日までの期間を逆算し、いつまでにどの範囲を学習するか、具体的な計画を立てましょう。計画的に学習を進めることで、モチベーションの維持にもつながります。
- 集中力を高める環境を作る: 勉強に集中できる環境を整えましょう。スマホやテレビなど、気が散るものは近くに置かない、 study timerなどを活用するのも効果的です。
4. モチベーションを維持し、走り抜く!
長期間にわたる試験勉強では、モチベーションを維持することが、合格への大きな鍵となります。
- 目標を明確にする: なぜ理学療法士になりたいのか、どんな理学療法士になりたいのか、目標を明確に持つことで、辛い時でも頑張る原動力となります。
- 周囲のサポートを活用する: 家族や友人、先生など、周囲の人に自分の目標や状況を伝え、応援してもらうことで、精神的な支えになります。
- 息抜きも大切にする: 常に緊張状態が続くと、疲れてしまうのは当然です。適度に息抜きを取り入れながら、心身ともに健康な状態で試験に臨めるように心がけましょう。
最後に:大阪アカデミーが、あなたの夢を叶えるための伴走者になります!
大阪アカデミーは、理学療法士国家試験合格を目指す皆さん一人ひとりを、全力でサポートします。
- 経験豊富な講師による質の高い講義
- 徹底した個別指導
- 充実した学習環境
など、万全の体制で皆さんをお待ちしています!
無料相談も随時開催していますので、お気軽にお問い合わせください。
皆さんの夢の実現に向けて、一緒に頑張りましょう!