皆さん、こんにちは！大阪アカデミーで作業療法士国家試験対策を担当している木村です。
作業療法士国家試験の合格率って、気になりますよね？ 特に、大学卒業後に受験する「新卒者」と、一度社会に出てから受験する「既卒者」では、合格率に大きな差があることをご存知でしょうか？
「え、そんなに違うの？」
そう思った方もいるかもしれません。実は、令和4年度の作業療法士国家試験を見てみると、新卒者の合格率は88.7%だったのに対し、既卒者の合格率は33.9%と、なんと50ポイント以上の開きがあったんです！（参考：作業療法士国家試験の新卒・既卒別合格率 -）
この数字を聞いて、
- 「やっぱり、既卒は不利なの？」
- 「社会人経験があると、勉強についていけないのかな…」
と不安に感じている方もいるかもしれません。
そこで今回は、作業療法士国家試験における新卒者と既卒者の合格率の違いに切り込み、その理由や、それぞれの立場における効果的な対策について詳しく解説していきます。
なぜ？新卒者と既卒者で合格率に差が生まれるのか
新卒者と既卒者では、合格率になぜこれほどの差が生まれるのでしょうか？ そこには、主に３つの要因が考えられます。
1. 学習環境の違い
多くの新卒者は、養成校卒業後も試験に向けて勉強を継続できる環境にあります。養成校で培った学習習慣や、友人との勉強会、教授からのサポートなど、学習に集中しやすい環境と言えるでしょう。
一方、既卒者の多くは、仕事や家事などと両立しながら勉強を進める必要があり、限られた時間の中での学習を強いられます。集中できる学習時間や場所の確保、モチベーションの維持などが課題となる場合が多いようです。
2. 試験内容への対応力
作業療法士国家試験は、基礎知識だけでなく、臨床現場での応用力を問う問題も多く出題されます。新卒者の場合、臨床実習を通して、教科書だけでは得られない実践的な知識や経験を積むことができます。
一方、既卒者の場合、学生時代に学んだ専門知識を忘れてしまっていたり、最新の知識や技術の習得が不足していたりするケースも少なくありません。
3. 試験に対するモチベーション
新卒者の場合、周囲の友人たちも一緒に受験するため、モチベーションを高く維持しやすい環境と言えます。また、「卒業」という明確な目標があるため、集中して試験勉強に取り組めるというメリットもあります。
一方、既卒者の場合、仕事やプライベートとの両立で、モチベーションの維持が難しいと感じる人も多いようです。試験勉強が長引くほど、モチベーションが低下し、諦めてしまうケースも少なくありません。
既卒者は不利？ そんなことはありません！
ここまで、新卒者と既卒者の合格率の違いについて見てきましたが、「じゃあ、既卒者は合格が難しいの？」と不安に思ってしまった人もいるかもしれません。
確かに、既卒者は、学習環境や時間的な制約など、乗り越えなければならない壁があるのは事実です。 しかし、決して不利ということではありません。むしろ、社会人経験を通して得られたコミュニケーション能力や問題解決能力は、試験対策や、将来、作業療法士として活躍する上で必ず活きてきます。
既卒者が合格を勝ち取るための３つの戦略
では、既卒者が作業療法士国家試験を突破し、見事合格を勝ち取るためには、どのような対策が必要なのでしょうか？
1. 戦略的な学習計画を立てる
限られた時間の中で効率的に学習を進めるためには、明確な目標設定と、それに基づいた具体的な学習計画を立てることが重要です。
- 自分の現状を把握する: まずは、過去問に挑戦するなどして、自分の得意・不得意分野を把握しましょう。
- 優先順位を決める: 得意分野は維持しつつ、不得意分野を重点的に克服する計画を立てましょう。
- 集中できる時間と場所を確保する: 仕事や家事の合間など、短い時間でも良いので、集中できる時間と場所を確保しましょう。
2. 自分にあった学習スタイルを見つける
社会人経験のある既卒者にとって、学生時代と同じような学習スタイルが必ずしも効果的とは限りません。自分に合った学習スタイルを見つけることが、モチベーションを維持し、学習を継続する上で重要です。
- 独学に不安があれば、予備校も検討: 効率的な学習方法や、最新の情報、そして、仲間との出会いが得られるという点で、予備校は有効な選択肢となります。
- オンライン学習も活用: 時間や場所に縛られず、自分のペースで学習を進められるオンライン学習もおすすめです。
3. モチベーションを維持する
長期間にわたる試験勉強において、モチベーションを維持することは容易ではありません。
- 目標を明確にする: 作業療法士として、どんな患者さんを支えたいのか、どんな未来を描きたいのかを明確にイメージしましょう。
- 周囲のサポートを活用: 家族や友人、職場の理解とサポートを得ながら、無理なく試験勉強を続けられる環境作りが大切です。
- 自分にご褒美を: 試験勉強の進捗に合わせて、自分にご褒美を与えたり、息抜きを挟んだりしながら、モチベーションを維持しましょう。
最後に：大阪アカデミーが、あなたの挑戦をサポートします！
大阪アカデミーでは、一人ひとりの状況や目標に合わせたきめ細やかな指導を行っています。
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作業療法士国家試験合格という目標に向かって、一緒に頑張りましょう！