筋肉が覚えられない方必見(理学療法士国家試験)

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筋肉の起始停止や神経支配、運動方向などがよく似ている筋肉が多くてなかなか覚えられない方が多くおられます。
筋肉を覚えることは臨床でリハビリを実施する上でとても重要な上、国家試験でも多くの出題があります。
本日は覚えやすくなるポイントを紹介致します。

筋肉の走行のみを覚える
起始停止や神経支配、運動方向は一旦置いときます。
まずは走行のみをイメージするようにしましょう。
走行をイメージできるようになれば運動方向がイメージしやすくなります。
例えば、大円筋、小円筋をイメージしてみましょう。
大円筋は肩甲骨の下(肩甲骨下角)から上腕骨の後面(上腕骨小結節稜)についています。
そして、小円筋は肩甲骨の外側(肩甲骨外側縁)から上腕骨前面(上腕骨大結節)です。
この二つは似ている筋肉名であり外旋、内旋と反対の作用があります。
しかし、走行がイメージできれば内外旋の違いが覚えやすくなります。

文字だけで筋肉を覚える事は臨床でも国家試験でもよくありません。
まずは、走行のイメージだけ覚えてみて下さい。
そうすることで作用が覚えやすくなります。
そこまで覚えられれば肉付け(起始停止、神経)しやすくなります。
確実に正解したい分野であります。参考になれば幸いです。